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ワタシの履歴

第35章 複雑②

「俺、アドバイスして貰っちゃった!チョー嬉しい!なるほど~って感じだよ!輝子ちゃんもこれじゃうまくなるわ」

「いやぁ~なるといいケドね(苦笑)」

「なるでしょ!あ~1泊って言ってたけど、明日もココで滑りたいなぁ~」

「あぁ、大丈夫じゃない?ホントに泊まるなら奥さんに聞いてみるよ?」

この日の宿泊客は、確か1組しかいなかったはず。

それに、スキー場も気に入ってくれた事が嬉しかったから、久保さんが泊まる事を喜んでいた。

久保さんに対して、若干の違和感はあったが…気にしない事にした。


さっそく奥さんに電話して聞いてみると、余裕でOKとの返事だった。

久保さんは喜んでいた。


そのまま最終リフトの時間まで滑り、民宿に帰った。

帰ってすぐ、私はあとは焼いたり味をつけたり、盛り付けたりするだけになっている料理を手伝った。

18時半になり、夕飯をテーブルに並べ終わった。

普段は食堂の隣にある和室で、奥さんや家族と一緒に私も食べるのだが、久保さんは一人客なので、この日は久保さんと一緒に食べた。

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