
君模様
第2章 君空
あたしは、ベットに寝転がりながら
(鷹島くんって壮太ってゆうんだ)
小さなことに、新たな発見をし少し嬉しかった。
…でも、メールはできなかった。
なんでかって。
あたしの小さなプライドみたいなもの。
(ここで送ったらあたしもすきだって勘違いされちゃうかも)
とか、そんな下らないこと。
自分でも、なに考えてるんだ。なんて、思っちゃったりもする。
でも、何かが鷹島くんのアドを打つあたしの手を止めた。
それから、2日がたち。3日がたち。
一週間たった頃、もうメールはできなくなっていた。
