星も、パンも
第9章 パンは、目の前が揺らぐ…
「はぁ?」
松本は、パンケーキをグサグサ刺しながら…疑問だらけで困った…って顔をしていた…
「……ここに居る説明にはなってねーよ…」
違うから…何なんだよ…
「…今回…俺の役…“ゲイ”なんだけど―――――…
お前を抱き寄せた時の気持ちが…近いのかな〜〜〜って思ったら…
俺は、恋に落ちたのか!?」
「…はぁ?…大丈夫か?
朝帰りし過ぎじゃないのか?」
「はぁ?朝帰り関係なくないか?」
「つーか…“ゲイ”役って…何だよ…
白川ヒロも…“ゲイ役”なのか?」
松本は、鞄をガサゴソ漁ると…
一冊の小説を出した――…
「原作は、これだ…
ゲイは俺が演じる“アカギ”って奴だ――――…
白川ヒロの役は、主役のノンケ“レエイ”って奴だ…」
小説の表紙は…腐女子が好きそうなキラキラふわふわした感じだった…
「え!白川ヒロ!主役なの?マジ?」
俺は!主役をもらえたミー助を誇りに思った!
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