星も、パンも
第9章 パンは、目の前が揺らぐ…
「で……何で俺なんかを…お星さまが待ってんだよ…」
紅茶で口直しをしつつ…
松本に質問した――――…
「―――――…あ…
ドラマの顔合わせあったんだよ――――…
白川ヒロ…お前の弟と…共演することになったんだけどさ――――――――…」
ｽﾞｷﾝ―――――――…
ミー助…と…
「――――…チラつくんだよ…お前が…」
松本は――――…俺を…見つめている…
バカだな…こいつ…
「当たり前だろ――――…
双子だぞ…同じ顔だ……」
「いや……
違う…違うんだよな―――…
やっぱり…お前らは、別々の人間で…
雰囲気とか…笑い方とか…
立ち姿とか――――…
やっぱ違うんだよ……
…泣いてるお前なら…抱き締めても全然平気なんだけど……
白川ヒロは――――――…
なんか…違うんだよ！」
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