星も、パンも
第9章 パンは、目の前が揺らぐ…
俺は、小説を手に取り…パラパラとページをめくる
可愛いイラスト…
少年が…画体のいい男に腕を掴まれている…
「……って…あいつは…ノンケの役か――――…」
「まっ…最終的には…俺とくっつくってオチじゃないか?」
松本は、パンケーキを諦め…紅茶を飲む…
「…はぁ?…際どい話しなのかよ!」
「ん〜…今流行りのBLだからな…」
「BL―――――…って」
俺は、最初のページを読んでみた…
すると―――…意外にすんなり読めた…
ページをめくる指が…自然と止まらない…
俺が、小説を読んでいると…
松本は、自分と俺のカップを持って――――…
ドリンクバーに行った――…
「あいつ――――――…」
チラッと松本を見て…
すぐに小説をに目線を落とす…
知らぬまに…
小説に引き込まれていた――…
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