
地下病棟の秘密
第14章 まさかの入院
涼「祐樹!!祐樹!!」
祐樹「兄さん」
涼「祐樹、絢子…絢子は!?」
祐樹「絢子さんなら今、治療室にいるけ
ど…でも」
涼「わかった、ありがと」
祐樹「兄さん!?」
涼「…」
祐樹「…ったく」
絢子が階段から落ち治療室へ運ばれた
幸い命に別状はないようだが
涼は血相を変え
治療室へ
一目散に向かった
涼「絢子!!」
絢子「涼さん…」
涼「絢子、大丈夫?階段から落ちたって
聞いたけど…」
絢子「大丈夫です…でも…腕を骨折して
しばらく入院する事になって…」
涼「入院?」
絢子「私は平気って言ったんだけどでも
頭も打ってるから検査の為にも入院して
って…」
涼「そうだね、ちゃんと検査してもらっ
た方がいいからね」
絢子「…」
看護師「あの…お話し中悪いんですけど
そろそろ病室の方に…」
絢子「あっすいません、すぐ行きますか
ら」
涼「病室まで送るよ」
絢子「私なら大丈夫だから涼さんは仕事
に戻って、ねっ」
涼「…そうだね、わかった」
絢子「…」
