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うちのむぅがドSなのか口が悪いのか微妙な件ww

第3章 望み通り縛ってやるよ

「何やらかしたの?」

縄を解きながら音羽が問う。


「部屋の中で縄跳びしたら絡んだの〜」

「あー、お母さんが背が伸びるって言ったから? それでむぅが呆れて帰ったんだ…」

音羽の大きなため息と共に、蘭を締め上げていた縄が解けた。


「……むぅ、怒ってた?」

蘭は伺うように上目遣いで音羽を見る。

「怒ってはいないよ、呆れてたんじゃない?」

音羽の答えに、蘭は少しだけ安堵の表情を見せた。


「……少しは大きくなったかなぁ?」

胸が大きくなるように…と、むぅが縛ってくれた縄跳び。

それを見つめた後、蘭は自身の胸を見つめる。


「は? 縄跳びで大きくなるのは背でしょ?」

音羽は眉根を寄せて姉を見た。

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