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うちのむぅがドSなのか口が悪いのか微妙な件ww

第3章 望み通り縛ってやるよ

「バカ兄貴!」

下腹部を押さえて蹲りながら、むぅはとぉの出て行った玄関ドアを睨む。

それでも、入って来たのがとぉだったからまだ良かった。

次兄のたぁなら、今頃散々にからかわれていただろう。


長男だからか、むぅを『年の離れた弟』として見ているとぉ。

頼れる兄ではあるが、どこか一線を引かれた感を寂しく思うこともあった。


だが、次男のたぁにとってむぅは『遊び相手』

いい意味でも嫌な意味でもよく”遊んで”くれたのはたぁの方だ。

むぅを縛り上げてはその縄の先を持ち、たぁという役人に捕まった下手人の様に引き摺り回された。

もがけばもがく程に食い込んでいく縛り方を、むぅに身を持って教えたのも次男のたぁだ。


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