
うちのむぅがドSなのか口が悪いのか微妙な件ww
第9章 残さず全部飲み干せよ?
裕貴の大声に、和佳が振り返る。
他のクラスメイトたちは、既にイルミネーションの所にいて、それぞれ楽しんでいた。
「ちょ…裕貴? どうしたの?」
睨み合うむぅと裕貴の間に和佳が入る。
「ヘタレにヘタレって言っただけだよ」
裕貴の言葉に、和佳はギョッとしてむぅを見た。
いつもは飄々としているむぅが、苛立った顔を見せている。
そして、ふざけてばかりな裕貴までもがその顔に怒りを見せていた。
「や、やだな、裕貴……むぅはヘタレなんかじゃ…」
「ヘタレなむぅのせいで、俺も和佳ちゃんも前に進めないんだよ!」
「─────…っ」
その言葉に、和佳は思わず息を飲む。
ツーっと温かな涙が頬を流れ、慌ててそれを拭う。
すぐに笑顔を作ってみせたが、その時にはむぅも裕貴も酷く傷付いた様な顔で和佳を見つめていた。
他のクラスメイトたちは、既にイルミネーションの所にいて、それぞれ楽しんでいた。
「ちょ…裕貴? どうしたの?」
睨み合うむぅと裕貴の間に和佳が入る。
「ヘタレにヘタレって言っただけだよ」
裕貴の言葉に、和佳はギョッとしてむぅを見た。
いつもは飄々としているむぅが、苛立った顔を見せている。
そして、ふざけてばかりな裕貴までもがその顔に怒りを見せていた。
「や、やだな、裕貴……むぅはヘタレなんかじゃ…」
「ヘタレなむぅのせいで、俺も和佳ちゃんも前に進めないんだよ!」
「─────…っ」
その言葉に、和佳は思わず息を飲む。
ツーっと温かな涙が頬を流れ、慌ててそれを拭う。
すぐに笑顔を作ってみせたが、その時にはむぅも裕貴も酷く傷付いた様な顔で和佳を見つめていた。
