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うちのむぅがドSなのか口が悪いのか微妙な件ww

第7章 お前のフォローは俺がしてやる

「……鈍臭っ、そんなんで大丈夫?」

頭上で聞こえた冷たい声に顔を上げれば、むぅと片足ずつ結び肩を組んだ裕貴が2人を見下ろしていた。


「二人三脚の順番が発表されてたぞ。蘭と和佳は5番走者で、俺と裕貴が6番走者だってさ」

裕貴の肩から腕を外し、むぅが2人の腕を引いて起こしてくれる。


「むぅが次なら安心だね」

嬉しそうに笑う和佳に、笑顔を返すむぅ。

チク…と蘭の胸が痛んだ。


「鈍臭い蘭のフォローはちゃんとしてやるから、頑張れよ」

そう言って、クシャッと蘭の髪を乱すむぅ。

先程痛んだ蘭の胸は、既にドキドキと嬉しそうに高鳴っていた。


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