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うちのむぅがドSなのか口が悪いのか微妙な件ww

第6章 お前と違って可愛いよな

お腹を押さえて蹲る父親。

ボソボソと何やら呟いている。

「ごっ…ごめん、蘭。お父さんはお母さんを裏切れない。

お母さんを、愛してるんだぁ‼︎ 」

蘭に背を向け、突然大きな声を上げて母親に向けて両手を広げる父親。


「むぅ、音羽の家庭教師やってよ」

完全に父親に背を向けている母親。

まるで父親の声なんて聞こえていないかのように、むぅに話掛けている。


「バイト代くれんの?」

「出す出す! むぅの事、頼りにしてるんだから〜! その代わり、絶対音羽を合格させてね」

しかも、父親無視で大事な事が決められていた。


「よっしゃ、任せとけ」

「やったぁ〜♪」

またもむぅに抱き着く音羽。


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