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『好き』の重さ

第15章 好きの重さ

僕は、香織を本当に愛していたと言えただろうか…

香織も僕と結婚しながら、佐伯さんを忘れられなかったのだろう


香織は産まれた子供が佐伯さんの子であることを知っていた…


半年前に香織は、東京の友だちと言って出掛けた先が佐伯さんの所で、子供が佐伯さんの子であることを告白し離婚を切り出した。


子供の父親が自分ではないと知った時は、目の前が真っ暗になりそうな程の衝撃を受た。


その時初めて、香織の心が初めから僕に無かったことがわかった


そして、僕の心の中でも…

仕事で知り合った女性の存在が大きくなっている事を確信した



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