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『好き』の重さ

第15章 好きの重さ

僕は子供が出来たことを普通に喜んだ

勿論身におぼえもあった


それから暫く香織は、母体を気遣い出掛けることは控えていたので僕も安心していた。


丁度その頃、僕は係長に昇進し責任も増し残業続きの毎日だった


子供が産まれると、香織の愛情は全て子供に注がれた。


出来るだけ協力はしていたものの、限られた時間の中ではやれる事も少なく、香織にとっては不満が多かったのだろう
そんな毎日が過ぎていった――


香織は子供を可愛がり、良い母親の顔に変わっていった


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