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君の瞳に映るもの

第1章 朝から……?

 どんな顔をしているというのだろう。

 そんな顔、見ようとも思わないけれど、相変わらず激しく指を抜き差ししながら、男は空いた左手で胸の先端を刺激し始める。

「あんっ…んっ、あっ……」

 高校時代に一度経験したきりの快楽が躯の奥から蘇り、中心を熱くする。

 でも、これは、その時の比ではない。

 私自身が私自身でいられるよう、堪えるのが精一杯で、快楽の波は今にも私を呑み込もうとしていた。

「やぁ…っ、んんっ…んっ、あっ……」

 頭では抵抗したいと思うのに、躯がいうことをきかない。

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