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♡*:。.rena's world story.。:*♡

第36章 ☆*♪ X’mas short short *last*

「俺だったら、一瞬でも目を離せないだろうな」



歩きながら、隼人はふっと笑った。



「相当しつこい父親になると思うから、今から覚悟しておいてね」


「………え?」


「もし、女の子だったら。

可愛くて、心配で

クリスマスツリーなんて、見てる余裕すらないと思うぜ」



…………!!



………ドキンッて、激しく心臓が鳴った。



そ、その言葉の意味は……!!///




「それまでは、2人の時間を楽しもうな」




携帯を取り出しながら、もうひとつの手で私の肩を手繰り寄せた隼人の


笑顔が余りにも優しくて、きゅうっと胸がせまくなる。




………ドキドキが、尋常じゃない程続いていて


少しでも気を抜いたら、泡を吹いて倒れてしまいそうだ。



「もしもし、俺。 今どこ?」



そんな私を気にする様子もなく、隼人は携帯で誰かと話を始める。



「うるせーな、叫ぶなよ」

「………?」

「車寄せて。今から行くから」

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