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♡*:。.rena's world story.。:*♡

第36章 ☆*♪ X’mas short short *last*

「~~~~~っ///」



……隼人からの “ 愛してる ” は、もう数えきれないくらい聞いているけど


心臓がバズーカで撃たれて、腰が砕けるような衝撃と


涙腺が崩壊するほどの感動は、聞く度に私の限度を超えていく。



「は、隼人……」



もう、周りが見えなくなってしまって


思わず小さく名前を呼んで、その愛おしい体に抱きつこうとした時



「…………!」



急に、コートの裾をクイッと引っ張られた。



「…………?」



同じく、隼人も引っ張られたようで


2人してその方向に視線を落とすと……




「……マ、ママ……」


「…………!!」




………膝上くらいの、小さな身長。


クリクリとした瞳に、涙をいっぱいに溜めて


ニットの帽子をかぶった女の子が、私と隼人の間でプルプルと震えていた。


周りには、両親らしき姿が見えない。




こ、これは、もしかして………




「ま、迷子……?」

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