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♡*:。.rena's world story.。:*♡

第36章 ☆*♪ X’mas short short *last*

………辺り一面、青一色のイルミネーション


その中で存在感を放つ、パールホワイトのオーナメントで彩られた、クリスマスツリー



「………由宇」




2色の光が、目深くかぶった帽子の下で


優しく揺れる、隼人の瞳を輝かせる。




「ありがとうね」


「………え?」


「収録が終わって、着替えている間の数十分。

俺、すっげー楽しかったんだ」


「…………!」


「あーこれから皆と同じように、由宇と待ち合わせするんだなって。

いつも家とか、車の中とか、そういった隠れた場所だろ?」


「…………っ」


「……大した事じゃないけどさ。

好きな人に会うまでのワクワク感って、本当にすごいな」




………私の左手を持ち上げて


お揃いの結婚指輪にキスを落とすと




「由宇のおかげで

俺は、世界で1番幸せだよ」




隼人は、極上の頬笑みを魅せてくれた。




「由宇が同じ幸せを感じてくれるように

俺が出来ることは、なんでもするからね」



「…………っ」



「………愛してるよ、奥さん♪」

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