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♡*:。.rena's world story.。:*♡

第35章 ☆*♪ X’mas short short *3*

「な、夏輝さ……」



体を捩ると、腕の力が少し緩んで


顔を上に向けると、夏輝さんの鋭い眼差しが飛び込んできた。


ち、近……!!///




「あ、あの………」


「………なぁ」


「……!! は、はい……!?」




………日本人離れした、整った顔立ち。


距離にして、たったの20センチ。


密着した体全体が心臓になったみたいに、バクバクと音を立てる。


な、なんでこんなにドキドキするの……!?


ま、まるで………


恋に落ちてしまったみたいに………




「あのさ、もういい?」


「………え?」



白い息が舞う……それと同時に


彼の顔が、みるみる青白くなっていく。



「悪い、離れて。
………限界が近付いてきた」

「…………!!」

「……蕁麻疹出そう……」



えぇぇ~~~!!

何それ!!

我慢してたってこと!?

って、本当に鳥肌立ってる!!



「ひ、ひどぉぉい!!」



一瞬、ちょっと期待しちゃった自分がいたのに!!



「魅力無くて悪かったですね!!」

「いや、だから君のせいじゃ……」

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