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………ユーリさんは、本当に素敵な人だけど


大学の歴史史上最高であろう、２人のカリスマを霞ませるとは


やっぱり、夏輝さんはよく分からない。



「……それで、私の生涯の恋人。
今、どこにいるんですか？」

「………あ？」

「何をしている人ですか！？」

「知らねぇよ、俺に聞くな」

「いつかきっと出逢えるって、予言してくれたじゃないですか！！」



……私、何をいきなりこんなに喚いてるんだろう。


だけど、ユーリさんの名を口にしただけで


夏輝さんの顔が、ドキッとするほど優しい表情に変わったから


どうしてか、心がモヤモヤしてしまう。



「だから、焦るなって言ってんだろ」

「でも！ 私寂しいんです！！」

「はぁ？」

「だって、今日はクリスマスなのに！
部活も休みだし、明日までラブラブな時間を過ごせると思ったのに！」



あんな奴のせいで、どうしてこんな惨めな思いをしなきゃいけないの！


って、さっきも同じ事を思ったのに、なぜか今になってムカムカしてくる。