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♡*:。.rena's world story.。:*♡

第35章 ☆*♪ X’mas short short *3*

………参ったな。


どうしたのよ、私。


声まで震えてきちゃって、胸の動悸が治まらない。


煙草を咥えたまま、夏輝さんが横目で私を見たけど


その深い瞳を……何故か見返す事が出来なくて、反射的に目を伏せてしまった。




「……別にお前が “ 今 ” 、蓮のことをどう思ってようが、関係ねぇけどさ。

あいつには、結婚まで秒読みの彼女がいるわけだし」


「…………っ」




………途端に


ドキドキしていた心臓が、ズキズキとした痛みに変わる。


………知ってるけどね、キャビンアテンダントの美人だって。


凄く素敵な女性で、お似合いだって人伝に聞いてたから。



「…………」



でも、私にとって蓮せんせいは


憧れという存在、そのもので


自分とどうなってほしいとかは、本当に思ってなくて




………それは、何故かというと



勝手ながら



私が、蓮せんせいの生涯の恋人でいてほしいって願っていたのは



ただ、1人



小学生の頃、一緒にスイミングスクールで泳いだ………










“ 陽菜ちゃん

どっちが先に泳げるようになるか、競争しようね…♡ ”



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