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♡*:。.rena's world story.。:*♡

第35章 ☆*♪ X’mas short short *3*

「……………」



………え?


な、なんで……?



「夏輝さん……?」

「…………」

「あ、あのぉ……
なぜそこで蓮せんせいが……?」



恐る恐る、覗き込むようにして聞いてみると……



「こう見えて、観察と分析能力に長けてるんだわ」

「…………!」

「あとは、カンだけど」



夏輝さんは


相変わらず私を見ないまま、静かに続けた。




「………お前

蓮を好きだった時があるんじゃねーの?」


「…………!!」


「学祭で蓮が着てたハッピ。

最後、大事そうに抱きしめてたって

後夜祭の後、飲みの席に来た実行委員長が言ってた」




ドクンって、大きく心臓が跳ねる。


み、見られてたなんて……


ていうか、委員長のおしゃべり!!



「…………っ」



………両手がカタカタと震えてしまうのは、寒さのせいじゃない。


……でも、私は……



「わ、私は……
蓮せんせいの事は、小さい頃からずっと尊敬してて……」

「…………」

「水泳も凄いし、頭も良いし。
……だから……好き、とか、そういうんじゃなくて……」

「…………」

「だ、だって8つも年上だし!
私美人じゃないし、女らしくもないし!
恋愛対象になんて、絶対無理……」

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