
♡*:。.rena's world story.。:*♡
第32章 ♥隠れて甘いkissをして/propose2
「……おい! 隼人!」
立花はグラスを置いて、椅子から立ち上がった。
「人の事だけ聞き出しておきながら!
俺は結局、お前のプロポーズがどんなのだったか聞いてねーぞ!」
「アラ、そうなの?」
アンジーが口を挟むと、立花が目線を戻す。
「そうですよ。
俺の話は最初から最後まで言わせたくせに、 “ 俺の勝ちだな ” とか言って笑いやがったんです。
……そうだ。
今ちょうど咲原もいるし、どんなのだったかここで言って……」
「……! だ、だめ……!///」
立花の言葉を聞いて
私は思わず声を出してしまった。
