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「～～～ブッ！！」



立花が飲んでいたワインを吹き出しそうになる。



「なにヨそれ！！

そんなアホみたいなノロケを披露される、ゲストの身にもなってみなさいヨ！

～～～でも気になる！！」



アンジーが叫ぶと、今まで黙っていた隣りの隼人が身を乗り出した。




「……彰。

この前も言ったけど、プロポーズならお前より俺の方が絶対イケてたから。

お前のように衝動に駆られて指輪も後出しするような、フライングした半端なやつとは違うんだよ」


「……………！！」




心臓がドキンと鳴る。


その勝ち誇った言葉に、一斉に注目が集まった。




「なんだ、隼人。
さっきのテレビでの発言だと、至ってシンプルだとか自分で言ってなかったか？」

「シゲちゃん、そんなわけないでショ～」




アンジーは生ハムを口に運びながら、呆れるように続ける。




「こいつ、その為に空港の一部を規制までさせやがったんだから。

つーか、なんなのよあんた達。

男同士でどんなプロポーズしたか報告して、張り合ってたわけ？

キモチワルイわぁ～～～」