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♡*:。.rena's world story.。:*♡

第30章 ♥隠れて甘いkissをして/wedding ceremony

3人のギャーギャー言い合う姿をみて、あちこちから笑いが起きる。


スクリーンのすぐ近くに座っているアンジーも爆笑していて


………シゲさんは、何も言わずにその映像を見つめていた。




アンジーは隼人が学生時代から、スカウトをしていて


その過程をずっと撮影していたようだ。


編集されてるけど、次々にその月日の映像が流れていく。




『………隼人。
今まで興味無いって言ってたくせに
なぜここにきて急に芸能界だなんて……』


『なんか、やってみたら意外と楽しかったし、俺向いてると思う』


『嘘つけ。
どうせ美しい女性がいっぱいで、目が眩んだんだろ』


『シゲさんと一緒にするな。
フラフラしてねーでさっさと結婚しろよ』


『話を変えるんじゃない。
結婚くらいしようと思えばいつでも出来るわ。
この俺が焦る必要なんて無い』


『そう言って何年経つんだよ!
結婚しない理由が俺の為だとか言ったらぶっ飛ばすぞ!!』


『なんだその態度は!!』





………目に涙が溢れる。



映像の中の、2人の姿を見て



はっきりと分かった。

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