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私の時と同じように、音楽にのせて写真が次々と映し出されていく。


立花が天使だと言ったように、幼い頃からその魅力は充分に発揮されていて


隼人を微笑んで見つめる男性と女性の姿が、必ず一緒に映っていた。



………隼人の、お父さんとお母さん………



「似てるだろ？特に父親」

「……う、うん……」



隼人がそう聞いてきたので、慌てて返事をする。


………シゲさんから教えてもらった、過去の話が思い出される。


……確かに似ているんだけど……


私はその映像を見ながら、もうひとつの想いが浮かんでくるのを感じていた。




場面は変わって


今度は写真ではなく、ビデオで撮影された動画が流れ出す。


そのビデオはアンジーが撮っているようで


シゲさんの家のリビングにいる、制服姿の隼人と


黒髪の、若いシゲさんの姿が映し出された。



「…………！！」