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♡*:。.rena's world story.。:*♡

第30章 ♥隠れて甘いkissをして/wedding ceremony

「……………」



さっきまでうるさいくらい笑っていた、目の前にいる3人が


同じ顔をして、静かにその思い出を見つめている。



………私の、家族。



就職して1人暮らしをするまで、ずっと支えてくれていた。


………今日を迎えることができて、本当に良かった。


あとでちゃんと、感謝の気持ちを伝えるからね?


私、ちゃんと言えるかな……



「ご新婦さま」



私の映像が終わったタイミングで


プランナーの女性がハンカチを差し出してくれた。


そっと涙を拭う私を、隼人は微笑んで見つめていたけど


……また、画面が明るくなって


今度は隼人の名前が浮かび上がる。


その映像が始まると



「…………!」



私が息をのむのと同時に、会場中にどよめきが起きた。

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