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♡*:。.rena's world story.。:*♡

第29章 ♥隠れて甘いkissをして/立花と香

……こんなストレートな愛の告白を

なんでもないことのように、さらっと簡単に

それでいて、真剣で優しい瞳を魅せて

惜しげもなく、私に伝えてくれる。



「……隼人、嬉し過ぎて泣いちゃう」

「ダメ。笑って」

「…………っ」

「笑ってくれないと、ここで襲うよ」



…………!!


頭の後ろに回された手に、ぐっと引き寄せられて


再び重なった唇と、絡まる舌。


さっきの優しいキスとは比べ物にならない。


激しくて、熱い。



「……っあ、ま、待って……」

「待てない」

「……ん……あっ…」

「由宇、逃げるなよ」




急速に全身に広がる、強い快感。


官能的なキスに思わず引きそうになった腰を、隼人に戻される。


瞳の色が変わったから、もう止められない。



「きっと今頃、あの2人も俺と同じ幸せを噛み締めてるだろうな」

「……え?」

「触れるだけで、こんなにも安心する」



私の服を脱がしながら、隼人は優しく笑った。



「愛しい人が、家族として迎えてくれる。

由宇の “ お帰りなさい ” は、胸が熱くなるほど感動するよ」


「…………っ」


「奥様が、何よりも1番大事な宝物。

彰も、翔太も、俺も

みんな同じだからね」

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