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♡*:。.rena's world story.。:*♡

第29章 ♥隠れて甘いkissをして/立花と香

幻滅なんてするわけない!って言いたいのに

色気爆発の、切ない表情でそう聞かれたから

悩殺されて、全身が痺れて、声が出ない。



それでも、思いっきり首を横に振ると

隼人は極上の微笑みを浮かべて

私の頬を、ふわっと両手で包み込んだ。




「じゃあ、これからも俺のことを好きでいてくれる?」


「…………!」


「由宇が惚れ続けてくれる、最高の男になる為に

俺、一生努力するから」


「…………っ」


「約束するよ、奥さん」




……今日は、誕生日でも記念日でも無い。


愛の言葉をねだったわけでもない。


……どうしよう……


感激し過ぎて、このままじゃ涙が……



「セリフじゃないから、誤解するなよ?」

「………!」

「演技じゃなくて、ちゃんと俺の気持ちを言ってるんだからね」



隼人はふっと笑うと、ソファから私の体を起こして

お揃いの結婚指輪が光る、私の左手を取った。



「かけがえのないあなたの愛情を

生涯、俺だけに捧げてくれませんか?」


「~~~~っ///」


「由宇が俺を愛してくれたら

俺は、この先もずっとお前を見つめ続ける。

………ずっと、由宇だけだ」


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