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♡*:。.rena's world story.。:*♡

第29章 ♥隠れて甘いkissをして/立花と香

痺れるほどの、セクシーな声。


私の名前を呼ぶ度に、体を包む腕の力が強くなっていって


ちょっと苦しいけど、隼人の香りと温もりが伝わってきて


堪らなく心地良い。



「……隼人……?」

「ちょっと、自慢してもいい?」

「………えっ?」



じ、自慢……?

突然どうしたの?

いつもと違う隼人に戸惑ってしまう。



「会食の席に着いた途端、スポンサーの女社長もその娘も
俺を見た途端に泣きだしたんだ」


「………?」


「珍しいことじゃない、よくあるんだよ。
失神する奴もいるし、顔真っ赤にして会話が成り立たない女も多い」


「……う、うん…?
私もそうだったから、よく分かる……」


「あまり裏の話はしたくないけど
一晩相手したら、1000万出すって言われたこともある」

「……へ!?」



~~~なんの話? う、裏!?



「い、一千万って……」

「金の価値なんてあてにならないけど、俺は商品だからね。
この歳になっても、まだ市場価値はあるんだ」

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