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闇の王と光の騎士

第18章 暗部街の決闘

「なっ……にっ……」

しかし彼が月下を放った相手はまあやではなく、王凱だった。

王凱は風に捲き込まれ、宙に浮く。

麻薬の葉が何百枚も舞い上がる。
そしてその一枚一枚がカッターの葉のように鋭く王凱を襲った。

「ぐぁあああっ!!」

王凱の腕や脚から血が噴き出す。

「ほら、あんたもこいつを倒したいんだろ!! 追い討ちをかけろ!!」

月影に促され、まあやは我に返る。

「火炎撃っ!!」

月下で舞う王凱にまあやの魔術が追撃した。

「うぐがぁああっっ!!」

流石の王凱も名だたる猛者のコンボに瀕死のダメージを受ける。

「王凱……貴様もここまでだ……」

浮いていた王凱が地面にドサッと無造作に落ちた。


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