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闇の王と光の騎士

第18章 暗部街の決闘

「私の可愛いハッパに肥料をあげてくれているのか?」

暗闇から気配もなく声をかけられ、まあやは慌てて身構える。

その声は聞き間違えようのない低く、響くような独特な声だった。

「王凱っ……」

「肥料にしてはやけに匂うな、ブラッディ・マリア」

王凱は年齢による衰えを感じさせない鋭い眼光でまあやを睨んでいた。

「それよりお前、すまいるとらふぃんの始末はどうなっているんだ?」

「……私はもう、誰の指図も受けない!!」

「ほう? それがお前の答えか?」

暗闇の農園に強い風が吹き、二人の服を揺らした。

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