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闇の王と光の騎士

第18章 暗部街の決闘

同日、午後九時四十分。

暗部街近郊にある麻薬農園にまあやは侵入していた。

数人の見張りを倒し、広大な農園に入った彼女は手にしていたオイルを辺りに撒き始めた。

この農園で栽培した麻薬は暗部街のもの達の大きな収入源となっていた。
まずはその資金源を断ち切ることがまあやの狙いだ。

王凱はまあやにすまいるとらふぃん王子の暗殺を要求していた。
逆らえば北限の村を焼き払うと脅しをかけられて。

たとえすまいるを討ったところで暗部街の連中を倒さねばまあやに平和が訪れることはない。


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