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闇の王と光の騎士

第16章 闇の王の粛清

「破ッ!!」

「うぐっ!?」

油断した隙に月影は蹴りを喰らわせる。

しかしこの状況では勝ち目はない。
ここは退くしかなかった。

「待てっ!!」

月影は身を翻し、ソードを手に取るとステージのジャックを抱きかかえ、兵を凪ぎ払いながら逃げていく。

「逃がすな!! 殺せ!! 殺すんだ!!」

すまいるの怒声を背中に受け、月影は退散する。

必ずこの手ですまいるを殺すことを誓いながら。

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