
闇の王と光の騎士
第16章 闇の王の粛清
「もはやすまいる様の政治は粛清に抑圧、搾取、殺略……悪政の限りを尽くしております。いくら外敵を打ち破ったとはいえ、このままでは国は本当に滅んでしまいます」
「そんなっ……」
普段は居住スペースから出ることのないらふぃんは父の腐敗した政治のやり方をなにもわかっていなかった。
「お願いします……らふぃん王子……我々のために力をお貸しください!!」
顔をあげたももはの目には強い意思が宿っていた。
「……そこまで言うのであれば、ももは将軍、あなたが指導者となり国民を導けばいいです……何故僕なんか……」
「それはできません。私は所詮、一軍人。国を治めることなど出来ません」
「そんなっ……」
普段は居住スペースから出ることのないらふぃんは父の腐敗した政治のやり方をなにもわかっていなかった。
「お願いします……らふぃん王子……我々のために力をお貸しください!!」
顔をあげたももはの目には強い意思が宿っていた。
「……そこまで言うのであれば、ももは将軍、あなたが指導者となり国民を導けばいいです……何故僕なんか……」
「それはできません。私は所詮、一軍人。国を治めることなど出来ません」
