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闇の王と光の騎士

第16章 闇の王の粛清

時同じくして王立軍本部。

ももはを中心とした王立軍が取り囲んでいるのはすまいる王の一人息子、らふぃん王子であった。

「このような手荒な真似になってしまい、申し訳ございません」

らふぃんの前に膝まづいたももは将軍は深々と頭を下げる。

すまいる王の不在をついて王子をさらうように連れてきた非礼を詫びていた。

「いや……そんなことより!! ……私に父を裏切れ、というのですか!?」

「国民のためです……」

ももはは顔を下げたまま答える。

「そんなこと……出来るはずがないです」


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