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闇の王と光の騎士

第16章 闇の王の粛清

「嫁入り前の身体を蹴飛ばすなんて……俺が責任とって結婚するぜ」

「貴様はっ……まだそんなことを……」

まあやは聖杖を構えてみぃみぃを睨む。

「だってそうだろ? もし今ので子供が産めなくなったとしたら俺の責任だし」

「ッッ……」

「まあ俺、子供とか興味ねぇしな……」

しれっと語るみぃみぃにまあやの心は温かさを覚えてしまった。

戦いの最中にそんな気持ちになることなど、今まで一度もなかった。

「ふざけたことばかりベラベラとっ……」

しかしすぐにその温もりを封印する。

「貴方はここで死ぬ……子孫など残せるはずがない……」

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