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闇の王と光の騎士

第16章 闇の王の粛清

「うるせぇよじじぃ!!」

瀕死の身体でも山賊団長のキレは衰えていなかった。

高速で動き、校長の腹をアッパーで殴りあげる。

「がはぁっ!!」

「校長っ!?」

我に返ったまあやは咄嗟に魔術を構える。

「ッッ!!」

みぃみぃも反射的に動いていた。

まあやが術を出すよりも早く、その腹部に回し蹴りを喰らわせてしまった。

「ぐっ!!」

「あっ!?」

蹴りは見事にヒットしてしまい、まあやはすっ飛ばされて壁に激突する。

「わ、悪りぃ!!」

みぃみぃは慌ててまあやを抱き上げる。

「触るなっ!! 無礼者ッ!!」

飼い慣らせない山猫のようにシスターはその手を逃れる。

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