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闇の王と光の騎士

第16章 闇の王の粛清

「国王様も早くっ!!」

警護の人間は慌ててすまいるをこの場所から避難させようと急かす。

「落ち着け……まだ戦いは終わっていないぞ……」




遥風を殺したシャルルはももは将軍と向き合い牙を剥く。

「もういいよ、シャルル!! もうやめてっ!!」

ともこの悲痛な叫びも興奮状態のシャルルの耳には届かない。

(これが聖獣、白虎……)

ももはは緊張しながら斧を握る。

人間を守ると言われる聖獣は彼にとって敵ではなかった。
しかしシャルルの方はももはに対して敵意剥き出しだ。

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