
闇の王と光の騎士
第11章 戦慄の国内浄化作戦
「ごめん。けどさ、俺たちがライブで仲良くなったときさ……もう一人、誰かいなかったっけ?」
「もう一人……? いたっけ?」
TOMは首をかしげる。
「いたよ!! 絶対あと一人いた!!」
「う~ん……いたような気もするけど……そう……確か……お前と名前が似てなかった?」
二人は必死に記憶の糸を手繰る。
「あっ……月夜野っ!! 月夜野って奴だよ!!」
「あーはいはいっ!!」
二人は喉の奥に引っ掛かっていたものがとれたような心地よさを覚える。
「そうそう! いたなぁ……あっ!?」
「どうした、TOM? 急に声をあげて?」
「いや……あの……俺、あのあと月夜野に会ってるかもしらねぇ……」
「ええーっ!? 気付けよ、それ!!」
と言いつつも月影も月夜野と会っていたとしても覚えていた自信がなかった。
「じゃあ魔族と人間が共存する計画立てるときはあいつも呼んでやろう」
「そうだな……」
二人は仕切り直しのように向き合い、鋭く睨みあう。
人狼と孤高の戦士の悲しき戦いが再び始まる----
「もう一人……? いたっけ?」
TOMは首をかしげる。
「いたよ!! 絶対あと一人いた!!」
「う~ん……いたような気もするけど……そう……確か……お前と名前が似てなかった?」
二人は必死に記憶の糸を手繰る。
「あっ……月夜野っ!! 月夜野って奴だよ!!」
「あーはいはいっ!!」
二人は喉の奥に引っ掛かっていたものがとれたような心地よさを覚える。
「そうそう! いたなぁ……あっ!?」
「どうした、TOM? 急に声をあげて?」
「いや……あの……俺、あのあと月夜野に会ってるかもしらねぇ……」
「ええーっ!? 気付けよ、それ!!」
と言いつつも月影も月夜野と会っていたとしても覚えていた自信がなかった。
「じゃあ魔族と人間が共存する計画立てるときはあいつも呼んでやろう」
「そうだな……」
二人は仕切り直しのように向き合い、鋭く睨みあう。
人狼と孤高の戦士の悲しき戦いが再び始まる----
