
闇の王と光の騎士
第11章 戦慄の国内浄化作戦
「俺とお前は仲間になれた。違うか?」
「違うな。お前は俺を魔族とは知らずに仲間になったんだ。じゃあ聞くが、世界平和を目指す立派な月影様は今まで魔族を殺したことはないのか?」
「それはっ……」
魔族に襲撃された町を救うために今まで幾度となく魔族を斬ってきた。
「な、無理だろ? 結局どちらかが死に絶えるまで殺るしかないんだよ、俺たちは」
「どうしても戦うしかないのか……」
月影は歯をギリッと噛み締める。
「しつこいね……じゃあさ、もしお前が俺に勝ったら考えてやるよ……」
「ッ!! いいのか?」
「あり得ねーから……万が一にもお前が俺に勝つことはない」
TOMは拳を手のひらにパンッと打ち付け、気合いをいれる。
「じゃ……遠慮なくいくぞ……」
人狼と孤高の戦士の悲しきたたか--
「あっ……ちょっと待て!!」
月影が空気を読まずに声をあげる。
「なんだよ!? 今日のお前はやけに喋るな!!」
「違うな。お前は俺を魔族とは知らずに仲間になったんだ。じゃあ聞くが、世界平和を目指す立派な月影様は今まで魔族を殺したことはないのか?」
「それはっ……」
魔族に襲撃された町を救うために今まで幾度となく魔族を斬ってきた。
「な、無理だろ? 結局どちらかが死に絶えるまで殺るしかないんだよ、俺たちは」
「どうしても戦うしかないのか……」
月影は歯をギリッと噛み締める。
「しつこいね……じゃあさ、もしお前が俺に勝ったら考えてやるよ……」
「ッ!! いいのか?」
「あり得ねーから……万が一にもお前が俺に勝つことはない」
TOMは拳を手のひらにパンッと打ち付け、気合いをいれる。
「じゃ……遠慮なくいくぞ……」
人狼と孤高の戦士の悲しきたたか--
「あっ……ちょっと待て!!」
月影が空気を読まずに声をあげる。
「なんだよ!? 今日のお前はやけに喋るな!!」
