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闇の王と光の騎士

第9章 暴君王のスピーチ

「野蛮な山賊めっ!! あなたに神のご加護は要りませんっ!!」

まあやは顔を真っ赤に染めていた。

(このような辱しめなど受けて……生かしておけない!!)

シスターははじめて自主的に殺意が沸いた。

しかし----
「あのシスター確かに美人だよな」
「白いショーツも清楚で素敵だ」

周囲の人々の声が聞こえ、まあやは死にたくなるほどの羞恥がこみあがる。

「お、覚えておきなさいっ!!」

人々の視線から逃げるようにまあやは走って逃げていく。

「あ、おいっ!?」

まあやはあっという間に人混みに紛れて消えてしまった。

「あーあ……行っちまったし。仲間にしたかったな」

みぃみぃは大きくため息をつく。

仲間たちも呆れながらため息をついた。

本気になれば右に出るものはいないと言われる強者だが、不真面目すぎるのがみぃみぃの唯一の弱点だった。

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