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BL~中編・長編集2~

第1章 ~天使がくれた奇跡~

うーん・・・・こんなのでよかったかな?

・・・それにしても、原本君トイレ長いな。

「お待たせ。」

「遅かったね。」

あ、やっと戻ってきた。

「まぁ・・・ちょっとな・・」

「?」

なにかあったのかな? トイレが混んでたとか。

「ちょうどいい時間だな。 もう帰るか。」

「あ、うん。」

そろそろ家に帰らないと。 椿と駿も、帰ってくるだろうし。

ケーキはもう作ってあるから、そんなに焦る必要はないけどね。

「じゃあ、また明日な。」

「うん、今日はありがとう。 すごく楽しかった。 それで・・・これ・・・・」

「ん?」

僕はさっき買った物を原本君に渡した。

「この前、腕時計が壊れたって言ってたでしょ? だから・・・はい。」

箱を開けた原本君は、なにも言わなかった。

「お前な・・・自分の誕生日なのに・・・・」

「忘れられない誕生日にしてくれたお礼!! 本当にありがとうね!!」

「・・・・」

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