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BL~中編・長編集2~

第1章 ~天使がくれた奇跡~

遊びだって、最初からわかってたじゃないか。

「じゃあ、また。」

「あ、梓~。」

席から立ち上がると、学食にでも行っていたのか、椿と駿が戻ってきた。

「学食行ってたの?」

「うん。 それで、明後日のことなんだけど・・・」

誕生日のことか。

「!!?」

椿に近寄ろうとしたら、原本君に腕を引かれた。

「原も・・・・んっ!?」

「「!!?」」

な・・・に・・・・

「んんっ・・・ふぅ・・・ッ・・」

!? 口の中に、なにか入って・・・・

「はっ・・・んむ・・・」

どうしよう・・・体に、力入らな・・・

「ぁっ・・・」

薄く目を開けると、得意げに笑う原本君が。

「俺が本気だって・・・わかってくれた?」

「っ・・・・」

頭がぼーっとする。 僕・・・

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