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BL~中編・長編集2~

第1章 ~天使がくれた奇跡~

「・・・・で、なんでこの人がいるの?」

昼休み。 いつものように、屋上に行ったらこれだ。

「愛しの梓とご飯食べるために決まってるだろ?」

「・・・・」

「ごめん、梓君。 ついて行くって言って聞かなくて。」

僕、静かにご飯食べるのが好きなんだけど。

「まあまあ、そんな暗い顔すんなって。」

そんな顔にさせてるのはあなたですけど。

「はぁ・・・・」

・・・・で、次の日。

朝崇君達のクラスを訪ねたら、原本君が僕の所にやってきた。

「なあ、今度の日曜日暇か?」

「・・・なんで?」

日曜日? なんかあったっけ?

「デートしようぜ。 誕生日なんだろ?」

「・・・・」

そういえば・・・日曜日は、僕と椿の誕生日だったっけ?

駿のことで一杯一杯になっちゃってて、忘れてた。

「な?」

「嫌だよ。」

「ええ~。」

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