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「あ、あの・・・」

「・・・・」

僕が自分の席につくと、クラスの女子が寄ってきた。

「そこ、臼井っていう変な奴の席なんだけど・・・・」

「・・・自分の席に座って、なにが悪いの？」

「「え？」」

変な奴・・・ね。

まあ、なんとでも言ってよ。

「もしかして・・・・」

「僕、臼井だけど。」

「「！！？」」

あ、すごい驚いてる。　当然か。

あんなに気持ち悪かった人間が、変貌したわけだし。

「さっさと席につけ～。」

担任が教室に入って、出欠をとり始めた。

「ん？　臼井、昨日は大丈夫だった？　急に体調が悪くなったって、お姉さんが職員室に駆け込んできたけど。」

「大丈夫です。」

椿・・・そんな嘘を。

「そう。　じゃ、授業の準備して。」

クラスが一気に騒がしくなる。　この日は、僕の話題でもちきりだった。

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