テキストサイズ

BL~中編・長編集2~

第1章 ~天使がくれた奇跡~

なんでって言われても・・・

「僕・・・好きな人いるし・・・・・」

ちょうど、椿と駿が教室に入ってきた。

「それって・・・女?」

「・・・・」

違うけど。

「・・・・・当たり前でしょ。」

「原本冬馬!! また梓にちょっかい出して!!」

「うわ、椿!!?」

どうして嘘をついたんだろう。

今更、男が好きだとバレても・・・・・

「梓、大丈夫? この変態になにかされてない?」

「ふふふ。 大丈夫だよ。」

僕が少し微笑んだのを見て安心したのか、椿は僕に抱きついてきた。

「やっぱり、梓可愛い!!」

「うわ!?」

昔のようなやりとり。

また学校でできるなんて。

「原本冬馬みたいな変態には、絶対にあげられないな~。」

「ふふふ。 なにそれ。」

そんな僕達を見て、シュークリームを食べていた穣君が一言。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ