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BL~中編・長編集2~

第1章 ~天使がくれた奇跡~

なにを思ったのか、原本君は箱は受け取らず、僕のことを抱きしめてきた。

「!? ちょっ・・・」

「・・・い・・・」

箱・・・潰れる・・・・

っていうか、苦しい・・・

「ヤバい・・・なんでそんなに可愛いわけ?」

「は?」

可愛いって・・・

いやいやいやいや。

「そ、いうのは・・・好きな子にいいなよっ・・・・・」

「言ってるだろ。」

「は?」

それって・・・僕のことが好きってこと?

「なぁ・・・俺と付き合えよ。」

「・・・・」

誰かに、こんなに求められたことない。

「・・・嫌。」

「ええ!!?」

誰かに断れたことなんてないのだろう。

原本君は、僕が断ったことに相当驚いたようだ。

「なんで!?」

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