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BL~中編・長編集2~

第13章 ~天然男子の純愛~

「楓っ…」

「ッ…んっ…」

「――~~っ!!!!!?」

う、うわぁぁぁぁぁ!!
か、かかか、楓先輩と、な、ななな、なつ、棗先輩が、その…

「はっ…棗…ッ…」

あ、あ、ああ、愛し合ってました。

僕ね、これまでにないくらいパニックになっちゃって。
目の前の光景が信じられなかった。

「気持ちいいか?」

「んっ…き、くな…ッ…」

え!? ええ!? こ、これって…つ、まり二人は…そういうことなの!!!?
っていうか、お、おと、男同士ででき…

「!!」

どうしていいのかわからず、テンパっていたら、楓先輩と目が合ってしまって…

「!!!!」

う、うわぁぁぁ!! 気づかれたっ!!

僕に気づいた楓先輩は、最初は驚いていたみたいだったけど、すぐにいつもと同じように優しく微笑んで…

「しー…」

って、口元に人差し指を立てたんだ。

「――~~っ!?」

「は!?」

あまりにも衝撃的な出来事だったので、僕…

「おい!!」

「え!?」

「…………」

気絶しちゃいました…



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