
BL~中編・長編集2~
第13章 ~天然男子の純愛~
四人目はd君。
数学でわからない場所あったから、『ここ教えて!!』って送ったら既読無視されて、次の日に『ごめん。 送るの忘れちゃった。』って送られてきたの。
すごいムカつくと思わない?
だから落選。
最後の一人はe君。
e君にもね、数学のわからない場所聞いたの。
そしたら、『俺もわかんない。』って返されて、『なんで俺に聞くんだよ。』みたいな雰囲気出してたからムカついたの。
それで落選。
みたいな感じで五人落選。
残りの四人は、一応キープ。
予想はしてたことだけど、沖田君の人気はすごいの。
だから、万が一沖田君をゲットできなかった時のために、この四人とはそこそこ仲良くしていかないといけない。
でも、あくまでも私の本命は沖田君。
彼をゲットするためなら、なんでもする。
クラス委員の件は、絶対に譲れなかった。
沖田君は照れ隠しなのか、私ではなく九重とやりたがっていたけど…沖田君と一緒にいられるチャンスを見逃すわけにはいかない。
なかなか協力しない九重に協力を強制するため、高校に入って一番最初にできた友達二人に泣きついた…振りをした。
私が九重が協力してくれないことで泣いていると信じたのか、友達のうちの一人が、想像していた以上に九重を責め立ててくれたの。
もう少しでうまくいく…というところで沖田君が来た時は、さすがに焦ったけど。
でも、私はわりと機転が効く方だから、うまい言葉を並べて、九重にクラス委員を代わってほしいと相談を受けた話をでっち上げた。
いいところでまた一柳に邪魔されちゃったけど。
まあ、あれだけのことを言っておけば、あとは簡単。
先生に言っちゃえば、もう大丈夫。
私の勝ち。
それだけだと、他の女子に沖田君を盗られそうだったから、同じ部活に入部することにした。
もちろん、沖田君が何部に入るつもりかは知ってたけど、知らない振りして一緒にジャズ部の部室にむかったの。
行く時は二人きりじゃなくて、九重も一緒だった。
協力しろって言ったのに…ほんと、気が利かない。
クラス委員も部活も一緒にやれば、一緒にいる時間は自然と長くなる。
沖田君の気持ちが私に向くのもそんなに時間がかからないはず。
と思っていたんだけど…私の考えが甘かった。
まさか、こんなことになるなんて…
数学でわからない場所あったから、『ここ教えて!!』って送ったら既読無視されて、次の日に『ごめん。 送るの忘れちゃった。』って送られてきたの。
すごいムカつくと思わない?
だから落選。
最後の一人はe君。
e君にもね、数学のわからない場所聞いたの。
そしたら、『俺もわかんない。』って返されて、『なんで俺に聞くんだよ。』みたいな雰囲気出してたからムカついたの。
それで落選。
みたいな感じで五人落選。
残りの四人は、一応キープ。
予想はしてたことだけど、沖田君の人気はすごいの。
だから、万が一沖田君をゲットできなかった時のために、この四人とはそこそこ仲良くしていかないといけない。
でも、あくまでも私の本命は沖田君。
彼をゲットするためなら、なんでもする。
クラス委員の件は、絶対に譲れなかった。
沖田君は照れ隠しなのか、私ではなく九重とやりたがっていたけど…沖田君と一緒にいられるチャンスを見逃すわけにはいかない。
なかなか協力しない九重に協力を強制するため、高校に入って一番最初にできた友達二人に泣きついた…振りをした。
私が九重が協力してくれないことで泣いていると信じたのか、友達のうちの一人が、想像していた以上に九重を責め立ててくれたの。
もう少しでうまくいく…というところで沖田君が来た時は、さすがに焦ったけど。
でも、私はわりと機転が効く方だから、うまい言葉を並べて、九重にクラス委員を代わってほしいと相談を受けた話をでっち上げた。
いいところでまた一柳に邪魔されちゃったけど。
まあ、あれだけのことを言っておけば、あとは簡単。
先生に言っちゃえば、もう大丈夫。
私の勝ち。
それだけだと、他の女子に沖田君を盗られそうだったから、同じ部活に入部することにした。
もちろん、沖田君が何部に入るつもりかは知ってたけど、知らない振りして一緒にジャズ部の部室にむかったの。
行く時は二人きりじゃなくて、九重も一緒だった。
協力しろって言ったのに…ほんと、気が利かない。
クラス委員も部活も一緒にやれば、一緒にいる時間は自然と長くなる。
沖田君の気持ちが私に向くのもそんなに時間がかからないはず。
と思っていたんだけど…私の考えが甘かった。
まさか、こんなことになるなんて…
