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BL~中編・長編集2~

第1章 ~天使がくれた奇跡~

「こら、臼井。 独り言がでかいぞ。」

「・・・すみません。」

クラスメイトが、僕のことを冷たい目で見てくる。

中には、面白そうに笑ってる人もいた。

「天使君とお話でもしてたのか~?」

「「あははははっ!!」」

はぁ・・・まあ、そうなんですけど・・・

「そうだけど・・・それがなにか? なんなら、君らがいつ召されるのか聞いてあげようか?」

「「っ・・・」」

冗談だけどね。

でも、クラスメイトには効果抜群だ。

全員黙り込んだ。

「・・・・で、どうすればいいの?」

「それは教えられない。 僕は君にヒントは与えたよ。」

「え?」

ヒント? そんなの、もらった覚えないけど。

「あとは自分で考えて。」

その後は、なにを言っても男の子は黙り込んだままだった。

駿を助ける方法・・・・本当にあるのかな?

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